レアル主将ラモス、“恐怖の肘打ち”に非難止まず 現地紙が反響報道「暴行」「残忍」

レアルDFセルヒオ・ラモス【写真:Getty Images】
レアルDFセルヒオ・ラモス【写真:Getty Images】

CLプルゼニ戦でDFハヴェルに右肘でエルボーを見舞い負傷交代に追い込む

 レアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは、現地時間7日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節ヴィクトリア・プルゼニ戦(5-0)で相手選手に肘打ちを見舞う格好となり、多くの非難を浴びることになった。その反響はとどまることなく広がり、スペイン紙「マルカ」はメディアの辛辣な報道をまとめて紹介している。

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 問題のシーンは、レアルがプルゼニに攻め込まれた前半13分だった。相手のロングボールがチェコ人DFミラン・ハヴェルに渡り、ラモスは同時に右肘を張りながらボールを奪いに行った。肘はハヴェルの鼻を直撃し、そのまま倒れ込んで大量に出血する事態に。一度はプレーに戻ったが、前半38分にハヴェルは無念の負傷交代となった。ラモスにはイエローカードなど処分が科されることはなく、プレーは続行されていた。

 ラモスは、昨季のCL決勝でリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーと球際で競った際、腕を巻き込んで倒れさせ、肩を脱臼させたとして批判を浴びた“前科”がある。試合後には自身のツイッターで傷つける意図はなかったと釈明したが、非難は続いている。

 レアルの贔屓紙として知られる「マルカ」も、「セルヒオ・ラモスの暴行」と特集。「彼のエルボーは、試合後すぐに謝罪が送られたものの、スペインサッカー史上最高のDFが名誉を失うことを望む人々により新たな物議となっている」と伝えている。

 同紙によれば、メキシコやアルゼンチンのテレビ局では「残忍な殺人者」「刑務所に放り込め」「殺し屋だ」など、辛辣な言葉が送られていたという。記事は、「誰もがラモスの失墜を願ったものの、それはおそらく失敗することになるだろう」と締めくくられ、ラモスに大きな処分が科されることはないだろうと見立てている。

 ラモスにまた一つ“黒歴史”が加わるプレーとなってしまった感は否めない。

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