サウサンプトン吉田及第点も、欧州EL本戦出場できず
この日はセンターバック! 今季公式戦7試合でフル出場
サウサンプトンはヨーロッパリーグ(EL)プレーオフラウンドの第2戦、敵地ミッティラン(デンマーク)戦で0-1で敗れた。この結果2戦合計で1-2となり、サウサンプトンはプレーオフで敗退。欧州の舞台への切符を逃した。
5-3-2システムで本職のセンターバックとして起用された日本代表DF吉田麻也はフル出場を果たした。今季公式戦7試合フル出場を続けている。英地元紙「デイリー・メール」の採点で、吉田は6点。負けた試合では及第点とも言える評価となった。敗れたサウサンプトンの先発メンバーは吉田を含めた5選手が6点。吉田と同じくCBに入った主将DFジョゼ・フォンテ、イングランド代表DFスティーブン・コールカーら残りの6選手が5点と、全体的に低めの採点となった。また、ロナルド・クーマン監督は4.5点という落第点を付けられている。
昨季は開幕前に前主将のMFアダム・ララーナ(リバプール)やイングランド代表DFルーク・ショー(マンチェスター・ユナイテッド)ら主力を大量に引き抜かれながらも、一時は首位争いを演じるなどリーグ戦7位と躍進。今季も昨季の再現が期待されていた。
しかし、EL予選3回戦のフィテッセとの2戦で連勝したのみで、プレミアリーグでは2分け1敗、ELプレーオフ1分け1敗と最近5戦は勝利なしともがき苦しんでいる。このELプレーオフ、ミッティラン戦ではホームアドバンテージを生かせず、初戦を1-1と引き分けたことが大きな分かれ目となってしまった。
デンマーク王者に敗れ、欧州の舞台への切符を失ったサウサンプトンと吉田は今季イングランド国内の戦いに集中することになる。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images