浦和、“ミシャダービー”を制し3位に望み 武藤の2発でACL出場権ライバルの札幌撃破
1-1で迎えた前半35分に武藤がこの日2点目となる決勝ゴールをマーク
浦和レッズは敵地に乗り込んだJ1第32節のコンサドーレ札幌戦で、FW武藤雄樹の2ゴールで2-1と勝利。来季AFCチャンピオンズリーグ出場圏内の3位に望みをつないだ。
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この日は札幌ドームで人気アーティスト「EXILE」のコンサートが行われたこともあり、厚別公園競技場での開催となった。同会場での対戦は2000年にJ2時代まで遡り、18年ぶりとなった。
最初にスコアを動かしたのは浦和だった。前半分、中盤からMF長澤和輝が浮き球のボールを前線に入れると、ターゲットは武藤。ボールの受け際で相手MF兵藤慎剛の前で急角度に方向を変えた武藤は胸トラップで抜け出し、左足で流し込んで先制点を挙げた。
しかし、札幌もすぐさま反撃を見せた。前半25分、MF三好康児がバイタルエリアで2人、3人とかわしてから左サイドに展開すると、中央へのクロスにファーサイドから飛び込んできたDF進藤亮佑のヘディングシュートが決まった。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督のチームらしい最終ラインからもゴール前に入ってくる攻撃的な姿勢が1-1の同点ゴールにつながった。
それでも浦和は同35分、左サイドでMF宇賀神友弥が縦にドリブル突破すると中央にグラウンダーのクロス。密集のなかをスルスルと抜けていったボールがファーサイドの武藤に通り、難なく押し込んで2-1としてハーフタイムを迎えた。
後半に入ると追う札幌が次々にゴール前へと迫る試合になった。それでも浦和はDFマウリシオを中心に最終ラインがギリギリのところでシュートブロックをするシーンを繰り返し、同点ゴールを許さなかった。
試合はこのまま浦和が2-1で勝利して勝ち点を48に伸ばし、同52で3位の鹿島アントラーズとの勝ち点差を4で維持して残り2試合に3位の可能性を残した。一方、札幌は同51にとどまり、3位浮上のチャンスを逃す痛い敗戦になった。
(FOOTBALL ZONE編集部)