ハリルホジッチがPK奪取のススメ 「インテリジェンスなプレーのひとつだ」
攻撃陣への奮起を求める
日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督が、日本の攻撃陣にPK奪取の重要性を説いた。現役時代にFWとして活躍した自らの経験を踏まえ、日本サッカーに「インテリジェンスなプレーを植え付けたい」と語った。
アジアでの戦いでは相手が守備を固めて戦うことが予想される。今年3月に行われたW杯予選初戦のシンガポール戦では圧倒的に試合を支配しながらまさかのスコアレスドロー。ハリルホジッチ監督は9月の2018FIFAワールドカップロシア大会アジア2次予選兼、2019年AFCアジアカップUAE2019予選に向けた日本代表メンバー発表後の会見で、攻撃陣への奮起を促 した。
9月3日のカンボジア戦に向けては、「(カンボジアの試合は)何試合か見ました。(守備)ブロックをしっかり引いてくる。そして、カウンターアタックで我々に問題を起こしてくるだろう。(カンボジアは)5人のDFを置いてくる。トレーニングでも5人のDFを使ってやる準備をしている」と、対策に抜かりはない。
そして、ハリル監督が会見で再三口にしていたのは、ペナルティーキック(PK)についての事だった。「5カ月日本にいて代表として7試合戦った。PKをまだ1回ももらっていない」と指摘しているようにハリル新体制では一度もPKを得ていない日本。これには日本の選手のプレーの意識にも問題があると強調している。
「日本にはまだそうした(PKを奪いに行く)文化がないの かもしれない」と話すハリル監督。「それがメインではない」と強調しながらも、1点を争う重要な試合、それも守備的な相手との対戦ではPKをもらいにいくプレーも重要な戦略の一つであるとした。
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