本田の新ライバルは凱旋の悪童!? ミラン監督がバロテッリをトップ下テスト

バロ獲得で3トップ変更し、トップ下排除の可能性も

 本田はイタリアメディアからプレシーズンに酷評される一方で、練習などに臨むプロ意識の高さから「我慢と忍耐」といった言葉で称賛もされてきた。チームのために自己犠牲を払う本田とバロテッリは対極に位置する。リバプールではリーグ戦1得点に終わったが、それまでは独善的なプレーが目立ちながらも目に見える結果でチームに貢献してきた。いわば、優等生と悪童の間にライバル関係が生まれることになる。
 同サイトでは、バロテッリのトップ下起用を「かなりリスクの高い選択ではあるが、考えられるアイデア」と分析している。3シーズン連続で背番号「10」を背負い、開幕戦でもスタメン出場を勝ち取った本田だが、電撃移籍してきた問題児がそのポジションを脅かす存在として大きくクローズアップされてきた。
 今後、日本代表に招集された本田がミラネッロから離れている間に、バロテッリのトップ下構想がミランの練習場で進んでいく可能性も十分にある。何よりも目に見える結果を評価する傾向があるイタリアだけに、本田としてもエンポリ戦で結果を出してミハイロビッチ監督に定位置確保をアピールしたいところだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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