レスターGKがエース匹敵の“回転バックヒール弾” 「空手スタイル」の美技に海外騒然
GKウォードが練習でセンセーショナルな一撃 超絶美技にクラブもヴァーディと“勘違い”
レスター・シティのウェールズ代表GKダニー・ウォードが、練習中にアクロバティックなダイレクトボレー弾を披露した。あまりに華麗な一撃だったため、クラブ公式ツイッターがエースである元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディのゴールと勘違いして紹介していたことを、アイルランド紙「Irish Examiner」が報じている。
ウォードは今夏、リバプールからレスターに移籍した。絶対的な守護神であるデンマーク代表GKカスパー・シュマイケルのバックアッパーという立場だが、練習では“フィニッシャー”としてシュマイケルの牙城を崩してみせた。左サイドからのクロスに対し、ゴール前で構えていたウォードが高く飛び上がると、左回転しながら右足でバックヒールボレーを披露し、ゴール左に流し込んだ。あまりに巧みな一撃が決まると、ウォードも力強くガッツポーズを見せた。
このワンシーンを、クラブ公式ツイッターが動画で公開。しかしコメント欄には、「今日の練習でのジェイミー・ヴァーディ!」と添えており、ウォードではなくエースストライカーのヴァーディが決めたゴールとして紹介していた。だがその26分後、間違いに気づいたクラブは「実際はウォードのゴールでした。だが、間違いなくヴァーディに匹敵するもの!」と修正のツイートを投稿していた。
「Irish Examiner」紙も、「特筆すべきアクロバティックなゴール」との見出しで紹介し、「クラブはイングランド人ストライカーによる空手スタイルのフライングキックとして動画を投稿していた。しかし、その後キャプションを加え、この人物は25歳のダニー・ウォード以外の誰でもないことを明らかにした」と、綴っている。
ヴァーディもダイレクトボレーによるシュートを得意としていることから、クラブ公式が見誤ったと推測されるが、ウォードが披露した一撃は、“本家”ヴァーディをも凌ぐ鮮烈なゴールと言っても過言ではないかもしれない。