正守護神奪取へ 西川が落選の川島に代わって日本のゴールを守る
「練習から全力で取り組みたい」
日本サッカー協会は27日、2018FIFAワールドカップロシア大会アジア2次予選兼、2019年AFCアジアカップUAE2019予選に向けた日本代表23選手を発表した。GKには、浦和の西川周作が選出された。所属クラブが決まっていない川島永嗣の選出が見送られただけに、正守護神としての期待が大きく懸かる。
バヒド・ハリルホジッチ監督は東口順昭(G大阪)、六反勇治(仙台)と並ぶ3人の国内組GKについて「経験は少ないが、代表戦は自信が必要。テクニカルスタッフでもカバーして、良い準備をして試合に入れるようにしたい」と、コメント。GKのメンタル面を重要視しながらも 、試合に臨む意向を明らかにした。
それを裏付けるように、25日から3日連続で日本代表のリカルド・ロペスGKコーチが浦和のトレーニングを視察し、状態をチェックした。西川は「今まで日本代表GKコーチが練習を見にきてくれることはなかった。しっかりと見にきてくれて、刺激的だった。何かあったらサポートしてくれると言ってくれた」と、心強さを感じながら士気を高めている。
西川はメンバー選出後にクラブを通じて「今は週末のJリーグ横浜F・マリノス戦に集中しているので、終わってから気持ちを切り替えたいと思います。練習から全力で取り組み、試合に出場できるようにがんばります」とコメントを発し、意気込んだ。
今回の日程で対戦するカンボジア、アフガニスタ ンとも守備を固めてくることが予想される中で、ビルドアップにも関われる西川の存在は攻撃面でも一役買う可能性が高い。ハリルジャパンの正守護神として君臨するキッカケとできるかどうか、西川にとって試金石となる2試合になる。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images