レアル、アルゼンチン代表の新鋭MF獲得画策 リーベル会長が“選手と直接交渉”に抗議か
リーベルの20歳MFパラシオスと5年契約を結ぶと現地報道も…両クラブで異なる言い分
UEFAチャンピオンズリーグ3連覇中のレアル・マドリードは、アルゼンチンから新たな戦力の獲得に動き出している。そのターゲットがリーベル・プレートのアルゼンチン代表MFエセキエル・パラシオスで、コパ・リベルタドーレス決勝後に5年契約を結ぶと現地で報じられているが、リーベルのロドルフォ・ドノフリオ会長は抗議しているという。
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「レアル・マドリード、ボカ対リーベルの後にパラシオスと契約へ」。こう報じたのはレアルの機関紙でもあるスペインの「マルカ」紙だ。
パラシオスは今年8月、ロシア・ワールドカップが終わり、リオネル・スカローニ暫定監督体制となったアルゼンチン代表に初招集された20歳の若手MF。レアルはその才能に惚れ込んでいるようで、獲得に向けて動き出している。
スペインメディア「Telemadrid」では、移籍金2000万ユーロ(約26億円)がリーベルに支払われ、レアルとパラシオスは5年契約を結ぶとも報じられている。
しかし、レアル側の動きにリーベルのドノフリオ会長が反応。「レアル・マドリードのような威厳のある組織が、リーベルへのリスペクトなしに選手と直接交渉していたと言うならば驚き」とコメントし、パラシオスへの接触にリーベルの許可が降りていないと主張している。レアルの“強奪”に待ったをかけ、記事では「レアルがリーベルを無視して選手と直接やり取りしたことに会長は不満だと抗議した」としている。
パラシオス獲得については両クラブ側でそれぞれの言い分は異なっている状況のようだ。リーベルがコパ・リベルタドーレス決勝でボカ・ジュニアーズとの「スーペル・クラシコ」に勝利すれば、12月のクラブ・ワールドカップではレアルと対戦する可能性もある。今後の動きにも注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)