バルサ監督、CLインテル戦“メッシ外し”の理由明かす 「リスクを負わせたくなかった」
CL第4節インテル戦で1-1ドロー、出場が噂されたメッシは最終的に起用せず
バルセロナは現地時間6日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節インテルとのアウェーマッチで1-1と引き分け、2試合を残して決勝トーナメント進出一番乗りを決めた。この日はエースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを最終的にメンバーから外したが、スペイン紙「マルカ」によるとエルネスト・バルベルデ監督は無理をさせない方針だったようだ。
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試合は両者勝ち点を得たいローマから獲得したい状況もあり、膠着した展開となった。それを打開したのは後半36分に投入されたFWマルコムだった。FWウスマン・デンベレと代わってピッチに入ってから2分後、左サイドのコウチーニョからの展開を受けると、ファーストタッチとなったドリブルからの左足シュートがゴールネットを揺らし、貴重な先制点をゲットした。
その5分後、インテルもFWイヴァン・ペリシッチのシュートのこぼれ球をつなぎ、最後はバルサ下部組織出身のFWマウロ・イカルディが同点ゴールをねじ込み、ともに勝ち点1を分け合う展開となった。それでもバルサはインテルとの直接対決の成績を1勝1分けとし、次節でインテルとトッテナムが直接対決に臨むため、決勝トーナメント進出を早くも決めた。
「我々はリードをしたまま試合を締めたいと思っていたし、できることを全てやりきった。とはいえ我々は突破を決められて幸せだよ」
バルベルデ監督はクラブとしてのノルマ達成を果たしたことに安堵している。特に手ごたえを得ているのはメッシ不在で結果を残せたことだろう。腕の骨折からのリハビリを終えたメッシは急ピッチの回復を見せてメンバー入りも噂されたが、最終的にはベンチ入りせず。「レオについてはリスクを負わせたくなかった。注意深くトレーニングしたが、今日の試合についてはどうするかは理解していたよ」と、もともと起用するつもりはなかったことを示唆している。
この1カ月間は宿敵レアル・マドリードとのエル・クラシコを筆頭に落とせない試合が続いた。メッシが負傷したセビージャとの首位攻防戦、トッテナムとのCL等を含めて、10月に入って以降の成績は6勝2分けと安定した成績を残している。ここに万全のメッシが戻ってくれば、昨季リーガ王者はさらに勢いを乗ってきそうだ。