連勝のレアル、何が変わった? スペイン紙分析…新旧体制“7つの変更点”と“継続課題”
ソラーリ暫定監督の下で連勝、スペイン紙がロペテギ前体制と新体制を比較
レアル・マドリードはフレン・ロペテギ前監督からサンティアゴ・ソラーリ暫定監督に代わって1週間で2試合をこなし、連勝を飾った。テコ入れでチーム状態が上向いているなか、スペインの贔屓紙「マルカ」は前体制と現体制の“7つの違い”を掲載。その一方で変わらない課題として懸念しているのは、クロアチア代表MFルカ・モドリッチとウェールズ代表FWガレス・ベイルのパフォーマンスだ。
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同紙が7つの変更点として挙げているのは次のとおりだ。
(1)ヴィニシウスの爆発、(2)論理的な徹底、(3)完封勝利、(4)勇敢な意思決定、(5)フィジカルコーチのピントゥス氏の復帰、(6、7)運と楽しみ
2試合で判断するには尚早な(2)や(3)、ぼんやりとした(6、7)のようなものもあるが、18歳の超新星FWヴィニシウスをさっそく登用したあたりは、Bチームから昇格したソラーリ暫定監督ならではと言えるだろう。その一方で変わらないものとして挙げられているのは以下の5点だ。
(1)コレクティブなプレー、(2)モドリッチの不調、(3)ベイルに欠けるリーダーの質、(4)マルコ・アセンシオの先発の地位、(5)自信の欠如
ポゼッション重視の(1)が変わらないのはスタイル継続という意味ではポジティブだが、やはり気になるのは(2)と(3)だろう。昨季までのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇、ロシア・ワールドカップ(W杯)準優勝に尽力したが「W杯の酷使の影響をまだ感じているのか、モドリッチにいつものような眩さがない」と指摘している。
また、得点源と目されているベイルの状態にも不安が残る。「クリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)の退団後、チームの先導役に昇格すると期待されたが、開幕直後こそ良かったものの、その攻撃での貢献度は消えている」と、ここまでリーグ戦3得点と本来の決定力を発揮できていないだけに、物足りなさが残るのも事実だ。
白い巨人を支えるべき10番モドリッチと11番ベイルはいつ復調するのか――。逆襲に向けて、マドリディスタの期待に応えられるかが今後のポイントとなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)