レスターGK、亡くなった会長に捧げる勝利 悲痛な思い吐露「家族を失ったと感じている」

レスターのGKカスパー・シュマイケル【写真:Getty Images】
レスターのGKカスパー・シュマイケル【写真:Getty Images】

事故後初のリーグ戦でカーディフに1-0勝利 会長への思い告白「僕の中に残り続ける」

 レスター・シティの選手や監督らは現地時間4日、ヘリコプター墜落事故で亡くなったヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ会長の葬儀に参列し、最後の別れを行った。会長を敬愛していたデンマーク代表GKカスパー・シュマイケルは「僕の中に残り続ける」と思いを語った。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。

 スリヴァッダナプラバは先月27日の本拠地ウェストハム戦(1-1)後、自身の所有するヘリコプターが離陸直後に墜落し、炎上。他の搭乗者5人とともに帰らぬ人となった。

 現地時間3日に行われたリーグ第11節のカーディフ戦では、試合前に黙祷が捧げられた。事故後初の試合でレスターは1-0と勝利し、その後にタイへ渡って葬儀に参列した。

 事故の瞬間をスタジアムで目撃し、救出を試みるなど勇敢な行動を見せたのがGKのシュマイケルだった。2部リーグ時代からレスターでプレーし、2010年にクラブを買収したスリヴァッダナプラバ氏を慕っていた守護神は悲痛の思いを口にしている。

「僕は何が起きたのか全て見ていた。不幸なことだが、僕の中に残り続けるだろう。決して良い思い出ではないが、必要なサポートは全て受けてきた。クラブは本当に素晴らしく、全員が必要なサポートを受けている」

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