「決定機を決めるかどうかで人生変わる」 元日本代表FW田中順也、夢のEL&CLで痛感

CLチェルシー戦の遠征メンバーに同行、試合当日にベンチ外決定でスタンドから観戦

 当時のチームメイトには、マンチェスター・ユナイテッドで活躍したFWナニ(現スポルティング)をはじめ、後にポルトガル代表に選出されるMFジョアン・マリオ(現インテル)らがいた。実力者たちに混じってプレーした田中は、何よりも“結果”を欲していたが、人生はそう上手く回らない。

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「ELで結果を残していたら、その次の年で監督が代わっても、もう少し良いインパクトが残せて重宝されていたかもしれないな、と今になったら思うかな。結果、日本に帰ってくることになって、人生は変わったかな。良い経験にはなったけど、もう少し上までいきたかった。でも、やっぱり一番はCLに出たかった」

 田中の欧州挑戦は1年半で幕を閉じることになったが、移籍1シーズン目のELで結果を残していれば、また違った道が開けていたと強く感じたという。そして最大の悔恨は、世界最高峰とも言われるCLに出場できなかった点だ。

「CLは(グループステージ第6節)アウェーのチェルシー戦(14年12月10日/1-3)でベンチメンバーとして同行した。でも、18人じゃなくて少し多めに同行するから、試合当日は何人かベンチから外れてスタンドから試合を見ることになる。僕はメンバーから外れて、会場で試合を見た」

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