「決定機を決めるかどうかで人生変わる」 元日本代表FW田中順也、夢のEL&CLで痛感
ビッグチャンス到来も… 田中が回想「人生、上手くいかないなと思った瞬間だった」
重要な一戦で起用された田中だが、結果を残せないまま後半途中に無念の交代。シュートも相手GKに止められ、「CLやELでは1回の決定機を決めるかどうかで人生が変わってくる。人生、上手くいかないなと思った瞬間だった」と回想する。
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「僕自身、その試合までクラブで出場機会を得るチャンスが少なかった。でも当時の監督が、調子の良い選手をピックアップしてくれる人だった。たまたま巡ってきた良いチャンスで先発なんて、なかなか経験させてもらえるものじゃない。相手も強豪のヴォルフスブルクだったし。チームが勝たなきゃいけない状況だったので、すごくモチベーションを高く臨めたし、味方に支えられて決定機まで作ってもらった。だけど、それを決めきることができなかった」
田中にとって、まさにビッグチャンスだった。自身の置かれた立場をよく理解し、この一戦に懸けていたと言っても過言ではないだろう。それほど神経を研ぎ澄まし、自身を鼓舞しながらピッチに立っていた。しかし、現実は甘くなかった。味方が作り出した決定機をモノにできず、インパクトを残せないままピッチを去っている。
「エネルギーをため込んで先発までたどり着いて、達成できなかったのが、なかなか悔しかった。年齢もあるし、僕は27歳ぐらいの一番調子の良い時に、ポルトガル代表のFWナニやMFジョアンがいて、良いメンバーに囲まれていた。そのメンバーと少しでも爪痕を残せれば違っただろうなと思う」