中国・広州富力がまたもJから引き抜き 名古屋からピクシーの右腕獲得
名古屋が発表
J1名古屋は、8月25日付でトップチームの喜熨斗(きのし)勝史コーチとの契約を解除し、26日から中国の広州富力でコーチに就任することを発表した。広州富力には以前、名古屋を率いたドラガン・ストイコビッチ監督が就任することが既に発表されていた。
喜熨斗コーチは、Jクラブをコーチとして渡り歩いた後に、ストイコビッチ監督が名古屋に就任した2008年にフィジカルコーチとして就任。以来、名古屋でコーチ業を務めてきた。今回、共にリーグタイトルを勝ち取ったストイコビッチ監督が中国行きを決断したことで、キャリアを共にすることになった格好だ。
名古屋は公式 サイトで「この契約解除は、喜熨斗氏からの要望に基づき、話し合いを行った結果、クラブとして本人の意思を尊重することとしたものです」と、経緯を説明。また、喜熨斗コーチは同サイトを通じて「今回、シーズンの途中では有りますが、新たなチャレンジに旅立つことを決意いたしました。7年半の間、グランパスでは、関わった全ての方々から学ばせて頂き、成長させて頂きました。今は、感謝の思いしか感じ得ません。グランパスの今後の躍進と皆さんのご活躍を心からお祈りしています。ありがとうございました」と、談話を発表している。
広州富力は今季、ACLに出場しながらリーグ戦では16チーム中12位で残留争いに巻き込まれている。ストイコビッチ監督とその右腕を獲得し、名古屋をJの頂点 に導いた強力タッグの力で強豪復活を目指そうとしているようだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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