6位福岡、3位町田との上位対決で痛恨の逆転負け “悪夢の6分間”で自動昇格争いから後退

後半25分にFW城後寿が先制ゴールを奪うも、その後相手の猛攻に遭って6分間で2失点し、逆転負けを喫した【写真:Getty Images】
後半25分にFW城後寿が先制ゴールを奪うも、その後相手の猛攻に遭って6分間で2失点し、逆転負けを喫した【写真:Getty Images】

後半25分に城後のヘッドで先制するも、その後立て続けにサイドを崩されて2失点

 6位アビスパ福岡は4日、J2第40節で3位町田ゼルビアと対戦。上位対決は一進一退の攻防が続くなか、後半25分にFW城後寿が先制ゴールを奪うも、その後相手の猛攻に遭って6分間で2失点し、逆転負けを喫した。首位・大分トリニータが横浜FCに敗れたため、自動昇格に望みはつないだものの、残り2試合で勝ち点6差とさらに厳しい状況に立たされた。

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 3試合未勝利の町田は序盤、高い位置からのプレスとショートカウンターでリズムをつかむ。前半12分、MF吉濱遼平がFW中島裕希に展開し、ゴール前のMF土居柊太に合わせて福岡ゴールを襲撃。その6分後には、左サイドに広がったMF山内寛史のクロスを中島がニアに飛び込んでダイビングヘッドを放つも、惜しくも枠を捉えられずに決定機を逃した。

 5戦負けなしの福岡も、FWドゥドゥを中心に攻撃を組み立て、前半24分にドゥドゥのショートクロスを城後が頭で合わせたが、シュートは左に外れて得点は奪えず。球際で激しくぶつかりながら、ゴール前までは攻め込むものの、町田の体を張った守備の前にスコアレスのまま前半を折り返した。

 後半は一進一退の攻防が続くなか、福岡が後半22分にMF山瀬功治を投入して先に動く。すると同25分、左サイドのDF輪湖直樹がクロスを上げ、城後が打点の高いヘッドで仕留めて待望の先制点を奪った。

 しかしその4分後、左サイドを崩されてFW中島に同点弾を決められると、後半35分には途中出場のFWドリアン・バブンスキーに勝ち越し点を献上。6分間で2点を失う悪夢で1-2と逆転負けを喫した。

 福岡は手痛い敗戦で勝ち点66のまま。首位の大分トリニータが同時刻キックオフの4位・横浜FC戦で1-3と敗れて勝ち点72で据え置きとなった一方、2位松本山雅FCが5位東京ヴェルディ戦に1-0で勝利して同73で首位に浮上。残り2試合で大分と勝ち点6差と福岡の自動昇格はさらに厳しい状況となった。

■J2リーグ順位(11月4日第40節終了時)
※順位、勝ち点(得失点差)、クラブ名

1位 73(+19) 松本
2位 72(+24) 大分

▲J1自動昇格圏————–

3位 72(+16) 町田
4位 70(+17) 横浜FC
5位 67(+14) 東京V
6位 66(+15) 福岡

▲プレーオフ出場圏————

7位 65(+15) 大宮

(FOOTBALL ZONE編集部)



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