レアル18歳ヴィニシウスに“救世主”の予感 「1、2、3って数えて…」決勝点導く

今季加入のブラジル人18歳FWヴィニシウス・ジュニオール【写真:Getty Images】
今季加入のブラジル人18歳FWヴィニシウス・ジュニオール【写真:Getty Images】

ソラーリ暫定監督にリーグ戦初勝利をプレゼント

 18歳の超新星がレアル・マドリードと若き監督を救う救世主となるのか――。現地時間3日に行われたリーガ・エスパニョーラ第11節、本拠地でのバジャドリード戦に臨んだレアルは、今季加入のブラジル人18歳FWヴィニシウス・ジュニオールが途中出場から活躍し、2-0で勝利。サンティアゴ・ソラーリ暫定監督にリーグ戦初白星をプレゼントした。

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 試合はFWカリム・ベンゼマ、FWギャレス・ベイルの2人がそれぞれチャンスを迎えながらも決めきれず、バジャドリードにたびたびカウンターを許す展開。相手に二度クロスバー直撃のシュートを放たれるなど、本拠地サンチャゴ・ベルナベウには不穏な空気が流れつつあった。それを変えたのは、新星ヴィニシウスだった。

 後半28分にMFマルコ・アセンシオに代わって投入されたヴィニシウスが仕事をしたのは、同38分のこと。右サイドから得意の高速ドリブルを仕掛けてマーカー複数人を置き去りにすると、シュート性のクロス。するとこれが相手DFに当たってゴールマウスに吸い込まれ待望の先制点をゲットした。これで落ち着きを取り戻したレアルは、5分後にベンゼマが獲得したPKをDFセルヒオ・ラモスが冷静に決めて、逃げ切った。

 文字通り薄氷の展開だったが、レアルはホームでひとまず勝ち点3を得ることに成功した。その立役者となったヴィニシウスは、クラブの公式テレビにこのように語っている。

「とにかくゴールを考えていたんだ。僕は他の選手のサポートもあって、初ゴールを決められた。ボールを持った瞬間、得点できると思ったよ。『1、2、3』って数えて、強烈なシュートを放ったんだ」

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