「今日の応援じゃまだ足りない!」 鹿島DF昌子、ACL優勝を懸けた“敵地決戦”へ声援要求
ACL決勝第1戦でペルセポリスに2-0先勝、王手をかけて“10万アウェー”へ乗り込む
悲願のアジア王者へ「今日の応援じゃまだまだ足りない!」と、常勝軍団のキャプテンは快勝直後に言い切った――。鹿島アントラーズはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝、ペルセポリスとの第1戦に臨み2-0と快勝した。試合終了直後のフラッシュインタビューに答えたDF昌子源は、あえて鹿島サポーターに敵地での第2戦に向けて、さらなる応援を要求した。
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本拠地カシマスタジアムで、鹿島は“常勝軍団”らしい勝負強さを見せつけた。序盤こそ押され気味の展開になったものの、徐々に落ち着きを取り戻すと、後半13分にDF西大伍とMF土居聖真との連係からMFレオ・シルバが巧みな左足シュートを決めて先制。同25分にはこぼれ球を拾ったMF三竿健斗の展開から、FWセルジーニョがACL5試合連続となるゴールを決めて追加点。守備陣も無失点で凌ぎ切った。
攻守一体の90分間を完遂しきった鹿島にあって、昌子はキャプテンマークを巻き最終ラインを統率。DFチョン・スンヒョンとのコンビは、後半にさしたるピンチを迎えなかったほどで、時間が経つにつれて安定感を増した。
「本当に多くのお客さんに入っていただき、ありがとうございます。2-0という結果は本当にみんなが作ってくれたものだと思っています。特に僕は後ろの選手なので、皆さんの背中を押す声援が無失点という結果になりました」
このように感謝の念を告げた昌子。しかしACL決勝はこの日の試合で終わりではなく、11日にアウェーでの第2戦が控える。ペルセポリスの本拠地、アザディスタジアムは収容8万人と言われるが、10万人近く入ることもあるというアジア最大規模の会場だ。大アウェーでの戦いが想定されるだけに、昌子はあえてサポーターにこのようなメッセージを付け加えた。