鹿島のブラジル人コンビが2発! 悲願のACL初制覇へ2-0先勝、“通算20冠”に王手
序盤の劣勢を耐えペルセポリス撃破 後半にL・シルバが先制弾、セルジーニョが5戦連続ゴール
鹿島アントラーズにとって初のアジア制覇なるかが注目されるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝、ペルセポリス(イラン)との第1戦が3日に本拠地カシマスタジアムで行われ、立ち上がりにピンチを迎えながらも粘り強く戦い、後半にMFレオ・シルバ、FWセルジーニョが貴重なゴールを奪って2-0と先勝に成功した。
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準決勝での水原三星(韓国)とのタフマッチを制した鹿島。クラブ史上初となる決勝進出を果たし、試合前にはジーコTDがトロフィーをセットするなど、悲願達成への機運が高まるなかでスタメンにはGKクォン・スンテ、DF昌子源、MF三竿健斗、そしてACLで4戦連続ゴール中のFWセルジーニョら主力が名を連ねた。
前半4分、鹿島はいきなり決定機を作られる。左サイドからハイクロスを上げられると、ボールはファーサイドでフリーになったFWアリプールのもとへ。ゴール至近距離でのシュートで失点かと思われたが、DFチョン・スンヒョンの決死の顔面ブロックでクリアし、救われた。しかし、その後もペルセポリスが押せ押せの展開が続き、鹿島が受ける展開となった。
同22分に鹿島が左サイドで攻めている際にはピッチ内に乱入者が現れ、ゲームが一時中断するアクシデントが起きた。なかなかリズムをつかめない鹿島だったが、その2分後にセットプレーからDF西大伍の頭での折り返しをFW鈴木優磨が右足ボレーで狙うなど、徐々に落ち着きを取り戻した。
前半31分にはセルジーニョが抜け出してシュートを放つものの、相手DFのブロックにあい、徐々に試合のリズムを取り戻しながら前半を0-0で終えた。
後半に入って3分にFW安部裕葵のドリブルを起点に右サイド、中央と崩し、最後はMFレオ・シルバがフィニッシュと流れを徐々に作り始めた鹿島。すると同13分、3万5022人が駆けつけたカシマスタジアムに待望の瞬間がやってきた。西からのパスを受けたレオ・シルバがMF土居聖真とのワンツーでマークを外すと左足を一閃。コントロールされた一撃はイラン代表GKベイランヴァンドのセーブも及ばずゴール左隅を揺さぶり、1-0と先制に成功した。