レスターFWヴァーディ、逝去した会長に捧ぐ“ファミリー魂” 「ピッチで誇りを持つ」
スリヴァッダナプラバ会長の悲劇を受けて…「最もつらい1週間だった」
プレミアリーグのレスターは現地時間10月27日に起きたヘリコプター墜落事故によって、ヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ会長らが犠牲となる痛ましい悲劇に見舞われた。会長を失ってから初となる公式戦を現地時間3日に控えるなか、チームのエースである元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが英公共放送「BBC」のインタビューに応え、その決意を語っている。
同会長はリーグ第10節ウェストハム戦(1-1)後、本拠地キング・パワー・スタジアムから移動する際に搭乗したヘリコプターが不慮の事故を起こし、帰らぬ人となった。
2015-16シーズンの「ミラクル・レスター」と呼ばれた奇跡のリーグ優勝をバックから支えた名物会長の逝去はクラブに大きなショックを与えているが、7部リーグをキャリアの皮切りにレスターで得点王にのし上がったヴァーディもそれは同じようだ。「自分自身、そしてチームメイトにとって最もつらい1週間だったよ」と語る一方、このようにも話している。
「(第11節の対戦相手である)カーディフでプレーすることは難しい決断だったよ。でもヴィチャイが希望することを理解しているなら、簡単な決断でもあった。全ての選手とスタッフがプレーに臨む必要があるし、プレーしたいという意欲もある。ピッチで誇りを持つようにする」
このように強いモチベーションをもって臨むことを明言した。
「選手側としては全てが終わった後、葬儀に出たいと思っている。これは大きなファミリーのようなものだし、ファミリーならその場にいるべきだからね」
追悼の念を表したヴァーディやFW岡崎慎司らの力を結集して、亡きオーナーに白星を捧ぐことはできるか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1