イニエスタは「苦しい時ほどポジティブ」 神戸SD三浦淳寛が明かす“超一流”たる所以
「イニエスタとの時間をしっかりとクラブの財産にしていきたいと思っています」
「言うまでもなく、来日してからの彼に一番驚かされたのはそのプレーです。戦術理解度もすごく高く、とにかく判断も、プレーも間違わない。そして、プレーに無駄がない。相手にプレッシャーをかけに行く時も必要なシーンで確実にスッと出ていきますしね。そういったプレー面での能力の高さは、これまでも映像を通して何度も観てきましたが、Jリーグのピッチでもそれと同じプレーが繰り広げられることを、毎試合驚きを持って見ています。
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同時に、やはり魅力なのはその人間性です。サッカーに取り組む姿勢や仲間との調和、日本の文化を学ぼうとする心まで、実に思慮深く、穏やかで『一流』とはなんなのかということを日々、身をもって示してくれています。それを見ていると……、彼と一緒にボールを蹴れる選手たちが羨ましくなるくらいです(笑)。ですが、こうして彼のような素晴らしい選手と同じチームで仕事ができることは、僕たちスタッフにとってもすごく幸せなことだし、この時間をしっかりとクラブの財産にしていきたいと思っています」
そのイニエスタの加入から約3カ月が過ぎ、本拠地ノエビアスタジアム神戸は毎試合、超満員。それはアウェー戦にまで影響を与え、神戸の行く先々でチケットが売り切れになる効果が見られている。またグッズなどの売れ行きについても、例年を大幅に上回り、正式に彼の加入が発表された5月24日からわずか3カ月間で、昨年のグッズ売り上げの半分をイニエスタ関連商品が占めたそうだ。SNSも好調でViberやインスタグラムなどのフォロワー数は10万以上増加し、現在も増え続けているという。