レアル中井卓大、U-15日本代表での評価は? フランス遠征第2戦で現地紙記者を直撃
「14番の選手(中井)は、テクニックがしっかりしている。もっとやれる選手なはず」
日本の特長の一つである技術の高さを認めつつ、フランス戦ではそれが発揮されてなかったとプルネタ記者は振り返る。
「テクニック的な部分は試合が進むごとに発揮されてきた感じで、2・3回、ビルドアップからの良い攻め上がりがあったね。緻密なパス交換で組み立てていくプレーには『お!』と目を見張るアクションもあった。ただ、それがゴールという形に結びつかなかったのは残念だった。日本の良さはテクニックと敏捷性にあると思うが、芝の状態が悪いとそれが十分に出せないというハンデもあっただろう。正確性を発揮するのは難しかったはずだ」
では、スペインの名門レアルの下部組織でプレーする中井に対する評価はどうか。
「14番の選手(中井)は、テクニックがしっかりしている。ただ今日においては、それほど試合にインパクトを与えていたようには見えなかった。もっとやれる選手なはずだから、彼にとってもベストの出来でなかったのだろう」
実際、システム変更後により自由が与えられた中井は、“ボールを落ち着かせる”役割に関しては決して悪くはなかった。要所では鋭いタックルも見せたが、明確な見せ場はなく、インパクトに欠けると映ったようだ。