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下部組織からバルサ一筋のペドロ、万感の退団会見 「できれば対戦したくない」
「プジョル、イニエスタ、バルデスから多くを学んだ」
プレミアの強豪チェルシーに移籍したスペイン代表FWペドロ・ロドリゲスが、下部組織から過ごした愛着深いバルセロナでの退団会見に出席し、心境を語った。スペイン地元紙「スポルト」が報じた。
チェルシーの本拠地ロンドンから会見のために一時帰国したペドロは、会見の冒頭から古巣に対する万感の思いや感謝を口にした。
「ラ・マシア(バルセロナの下部組織)にやって来てから、ここでは本当に長い時間を過ごした。ファーストチームに昇格し、夢を実現することができた。トレーニングや試合では自分の全てをささげてきた。(カルロス)プジョルや(アンドレス)イニエスタ、(ビクトル)バルデスといった選手たちからは多くのことを学んだ。ピッチ内外でベストを尽くしてこられたと思う。みんなには本当に感謝している」
16歳で下部組織に入団して10年以上が経過。ペドロはイングランドへの挑戦を決意した。これまでバルセロナでは主力の一人としてプレーし、リーグ制覇やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝など多くのタイトルを獲得してきた。しかし、ブラジル代表FWネイマールや、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスの加入に押されて、昨季は出場機会を大きく減らしていた。移籍を決意した背景には、チームで重要な役割を担いたいという強い気持ちがあったようだ。
「僕は常に野心を持っていて、プレー機会を得たいと思っている。事態は少し複雑なものになっていて、退団の可能性も考えていた。もっと重要な試合でプレーしたいと思うようになっていたんだ。今は新たな挑戦を楽しみにしている。もう一度重要な存在と思ってもらえるようになりたい。ここで引退したいとも思っていたが、状況的にそうはさせてもらえそうになかった」
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