香川ら先発7人交代でドルトムント大苦戦 監督平然「ローテーションは普通のこと」
ファブレ監督の采配にドイツメディアは批判的見解「罰を受けるところだった」
ドルトムントは現地時間10月31日に行われたDFBポカール2回戦で、2部ウニオン・ベルリンに延長戦の末、最後の最後に3-2で勝ち越し、安堵の白星を飾った。大胆な選手入れ替えを行ってこの試合に臨んだルシアン・ファブレ監督は、「ローテーションは普通のこと」と語っている。
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ファブレ監督はこの日、日本代表MF香川真司をトップ下に据えるなど、27日に行われたブンデスリーガ第9節ヘルタ・ベルリン戦(2-2)から先発7選手を入れ替えた。ドルトムントは前半40分、香川がヘッドで放ったシュートを相手GKが防ぎきれずにこぼしたところに、アメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチが詰めて先制に成功。しかしその後追い付かれると、後半28分に中央での香川の粘りから最後はFWマキシミリアン・フィリップのゴールで勝ち越すも、同43分に再び同点とされる苦しい展開に。延長後半15分にドイツ代表FWマルコ・ロイスがPKを決め、ようやく3回戦進出を決めた。
ドイツ放送局「Sport1」はこの勝利に批判的な見解を示し、「ファブレ監督はローテーションを作動させたが、危うくそのせいで罰を受けるところだった」「ヘルタ戦から7人、なかでも特に攻撃陣を入れ替えたが、あわや賭けに負けるところだった」と伝えている。
しかしファブレ監督は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)も含めた厳しい日程を見据えれば入れ替えは理にかなっているとし、「ローテーションを採用するのは当然であり、普通のこと」とコメント。「いろいろと自動的に進んでいかないことも普通だ。しかし、それでオーケーだ」と、ローテーションによる難しさは織り込み済みとしていた。