ニューカッスル武藤に新ライバル出現? ブンデスで躍動するフランス人FWの獲得浮上
開幕10戦無敗と低迷、フランクフルトで輝きを放つハラーに白羽の矢か
イングランドのプレミアリーグで開幕から10試合勝利がなく、現在19位に低迷しているFW武藤嘉紀所属のニューカッスル。攻撃陣のテコ入れとして、ドイツ・ブンデスリーガで躍動するFWを1月の移籍市場で獲得するとの噂があり、武藤にとっては新ライバル出現となるかもしれない。英紙「ザ・ノーザン・エコー」が報じている。
記事によると、ラファエル・ベニテス監督はここ数週間、オーナーのマイク・アシュリー氏、取締役のリー・チャーンリー氏と補強について話し合いを行っており、1月の移籍市場での変化を希望している様子。ニューカッスルはプレミアリーグここ2試合連続で無得点に終わっており、ファイナルサードでのプレー向上を求める同監督にとって、新たなセンターフォワード(CF)を一人、攻撃的MFを一人獲得するのが、冬の移籍市場での優先課題だという。
そこで名前が挙がっているのが、現在ブンデスリーガで6得点5アシストをマークし、フランクフルトを牽引している元U-21フランス代表FWセバスティアン・ハラーだ。ブンデスリーガの得点ランクで堂々2位タイにつけている同選手は、身長190センチと体格に恵まれ、身体能力も高く、ドルトムントも関心を持っていると言われている。
ただ、攻撃陣のタレントが豊富なドルトムントに移籍しても先発の機会は限られると思われる。CFとしてのハラーの能力はベニテス監督こそが求めるものであり、チームにフィットするだろうというのが同紙の見解だ。
ニューカッスルは過去2年間ハラーを追っており、実際、今季すでに何度も同選手をスカウトしているという。2017年にユトレヒトからフランクフルトに加入したハラーは、同クラブと21年まで契約を結んでおり、先週ドイツ紙「ビルト」に対し「僕の希望はシーズンをここで終えること。それ以外のことは様子を見る」と語っていたようだが、心中やいかに……。果たしてイングランドに戦いの場を移し、武藤のライバルとなるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)