復活香川に独メディア賛否 試合勘の欠如を指摘「素早いターンは生かされなかった」
約1カ月ぶりに戦列復帰し、先制点に絡むヘディングシュートを披露
ドルトムントは現地時間10月31日のDFBポカール2回戦で、2部ウニオン・ベルリンに延長戦の末に3-2で勝利した。MF香川真司は先発出場して先制点に絡んだが、ドイツメディアによる寸評では、試合勘の欠如が指摘されている。
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足首の怪我もあって、最後にピッチに立ったのは9月26日のブンデスリーガ第5節のニュルンベルク戦(7-0)となっていた香川。約1か月ぶりに公式戦出場を果たすと、前半40分、MFマフムド・ダフードが左サイドから送ったクロスに合わせてヘディングシュートを放った。これは相手GKがセーブするも、その手からボールがこぼれたところをアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチがすかさず押し込み、先制点をマークした。
ドルトムントは1-1とされて迎えた後半28分、香川の中央での粘りから最後はFWマクシミリアン・フィリップが勝ち越しゴール。ところが、その後再び追い付かれて試合は延長戦へ。延長後半15分にPKを手にすると、主将のドイツ代表FWマルコ・ロイスがGKの逆を突き、勝利をモノにした。
後半33分にロイスとの交代で下がるまで、2得点に絡む活躍を見せた香川だが、ドイツメディアの評価は及第点の「3」と、やや低評価の「4」とに分かれた(ドイツの採点は1が最高、6が最低)。
ドイツメディア「SPORT BUZZER」は「能力を証明するチャンスが再び巡ってきた。よく動いたが、過去数週間試合に出ていなかった結果が顕著に見て取れた。彼の強みであり、相手を混乱に陥れる素早いターンは活かされることがなかった。1-0とした場面では頭で得点に絡み、その後は目に見えて良くなっていった」とし、「3」とした。