レスター会長の息子、亡き父に捧ぐ決意の声明 「彼のビジョンと夢を継承する」
ヘリコプター墜落で亡くなったヴィチャイ氏へアイヤワット氏が誓いを立てる
ヘリコプター墜落事故で亡くなったレスターのヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ会長の息子で、同クラブの副会長であるアイヤワット・スリヴァッダナプラバ氏が父親の“レガシー”を継承すると誓いを立てた。
ヴィチャイ氏は現地時間10月27日に行われたプレミアリーグ第10節のウェストハム直後に自身が所有するヘリコプターに乗り、本拠地キングパワー・スタジアムを後にした。しかし、離陸直後に機体が駐車場に墜落し、同氏を含む搭乗者5人が亡くなった。
2016年にプレミアリーグ初優勝という奇跡を成し遂げたレスターで愛された会長の死はサッカー界に大きな衝撃を与えた。同クラブ所属のFW岡崎慎司らの選手をはじめ、多くの人が献花に訪れて会長の死を悼んだ。
ヴィチャイ氏の息子で、副会長のアイヤワット氏はクラブ公式サイトを通じて声明を発表。「私は悲しみの底にいましたが、皆さんの温かいサポートに感謝しています」と綴った。
「あれほどの非凡な父親を本当に誇らしく思います。私は彼から非常に大きなミッションとレガシーを受け取った。私はこれからそれを引き継いでいこうと思います。そのためには周りのサポートも必要になるでしょう。皆様からのメッセージ、言葉が本当にありがたく感じます」
会長の座を引き継ぐことになるアイヤワット氏が背負うプレッシャーは計り知れないが、「彼はこれからも継続していくべきレガシーを私に残してくれた。彼のビジョンと夢を継承するため、全てを尽くします」と力強く語った。
2010年に当時2部だったレスターを買収し、わずか6年でプレミアリーグ王者に導いたヴィチャイ氏の手腕と功績が色褪せることはないだろう。「ミラクル・レスター」の第二章がこれから始まろうとしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1