レアル中井卓大のU-15日本代表デビューをどう見た? 森山ジャパン戦士の“ピピ評”

2点目はMF中村仁郎(右)のフリーキックをDF諏訪間幸成(左)がヘディングで押し込んだ【写真:Tomoko Yasuda】
2点目はMF中村仁郎(右)のフリーキックをDF諏訪間幸成(左)がヘディングで押し込んだ【写真:Tomoko Yasuda】

同じく代表初招集の中村は好連係を披露「ピピは足元がすごく上手くて、やりやすい」

 初めての代表合宿では、様々なクラブから来た選手との交流がある。中村も大いに刺激を受けているようだ。

「自分のチームでは感じられない緊張感だったり、違う雰囲気がある。プレーしていて楽しいし、サッカーの話をしていても、(クラブ)チームでは考えられない面白い意見もあるので、発見があって面白いです! 例えばシュートのシーンで、チームでは『ここではまだ打たない』という距離でも余裕で決められるという子がいたり、レベルが違う選手がいて、刺激になります」

 連携の多かった中井に関しては「ピピは足元がすごく上手くて、パスも自分が動き出したタイミングで出してくれるので、とてもやりやすい」と、自分を生かしてくれる選手だったと言及。「この遠征では全勝して優勝、個人としては、このチームで一番輝ける選手になりたい」と目標を語った。

 また、その中村のFKをきっちりゴールに突き刺した諏訪間は、「まずどこに蹴るか聞いて、狙いは分かっていたので、自分はマークを外そうと。そしたら良いボールをくれたので、決めるだけでした。相手もプレッシャーもあまり強くなかったので、上手くできました」と得点シーンを振り返った。

「フランス、イングランドという強豪とやれるので、そこでどんどんチャレンジして、自分の課題もはっきり出てくると思うので、ここではポジティブにトライして自分の成長につなげられたな、と。オーストリアよりフランスのほうが強いと思うので、DFとして無失点で終えられるように、勝ちにこだわってやっていきたい」と残り2戦の抱負を語った。

 中井らも加わり、雰囲気良く充実の活動を見せるU-15日本代表。フランス、イングランドの強豪を破れば、大きな成長の糧になるだろう。

(小川由紀子/Yukiko Ogawa)



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