柏の鈴木、広州恒大に雪辱誓う 「新たなチャレンジ」

「外国籍選手が強烈」

 柏レイソルのDF鈴木大輔は、中国サッカーの目覚ましい成長に舌を巻く一方、2年前の同大会準決勝で完敗を喫した広州恒大へのリベンジの機会をうかがっている。
 
 25日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第1戦で、中国スーパー・リーグ4連覇中の広州恒大をホームに迎える。試合前の前日会見に吉田達磨監督と共に臨んだ鈴木は、「Jリーグでの戦いから気持ちを切り替えて良い準備ができた」と話しており、試合に向けたコンディションは万全のようだ。
 
「Jの戦いが続いて、ACLは間隔が空いた(前回の水原三星戦は5月26日)。チームとして頭を切り替えてこの4日間やってきた。全体的にモチベーションは高い。監督が言われたように明日の夜はいいものにしたい」
 近年の中国はめざましい発展を遂げている。潤沢な資金力を持つ広州恒大をはじめ、多くのスター選手を獲得するなど国内リーグのレベルも上がっている。今夏から元アイスランド代表FWエイドゥル・グジョンセン(石家荘永昌)や元チェルシーのFWデンバ・バ(上海申花)なども中国でプレーしている。そして広州恒大には、現役ブラジル代表のFWロビーニョやFWリカルド・グラール、2季連続リーグ得点王のFWエウケソンらを擁している。鈴木は、そうした中国サッカーの成長ぶりには驚きを隠せないようだ。
 
「ACLで対戦して印象に残ったのは球際の強さと外国籍選手の強烈さ。2年ぶりのACLで今年はレベルが上がっていると感じた」
 柏はACLの舞台で広州恒大と過去4度対戦。2013年の準決勝では2戦合計1-8の大敗するなど、1分け3敗でいまだ勝利がない。柏にとっては絶対に超えなければならない相手との再戦となる。
「個人的に悔しいし、やられた記憶がある。あれから2年、チームは違うスタイルになった。個人としてもチームとしても新しいチャレンジになる」
 前回の屈辱を知る鈴木は、「今度こそは」と雪辱を誓った。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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