苦境の柴崎が今季リーグ開幕戦以来の先発出場へ 国王杯初戦にボランチで出場か!?
コルドバ戦を前にヘタフェ指揮官がメンバーの入れ替えを示唆 「複数の選手の変更も」
ヘタフェの日本代表MF柴崎岳が、現地時間31日に行われるスペイン国王杯4回戦コルドバ戦で先発出場する可能性が高まった。ペペ・ボルダラス監督は、この一戦をバックアッパーの貴重な実戦機会と捉えており、日本の司令塔にとっては今季のターニングポイントとなる試合になりそうだ。スペイン紙「マルカ」が報じた。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
柴崎は今季リーガ・エスパニョーラ開幕戦のレアル・マドリード戦で先発出場したが、その後はベンチ入りすらままならない状態が続いている。直近の出場は9月16日の第4節セビージャ戦の後半からの途中出場で、今季リーグ戦の出場はその2試合のみとなっている。そんな苦しい状況に陥っている柴崎に起死回生の好機が訪れそうだ。
同紙は、このコルドバとの一戦で4-4-2のダブルボランチの一角に「10 GAKU」の名前を入れ、今季公式戦10試合ぶりのスタメンと予想。ミッドウィークのゲームということもあり、リーグ戦で8位と奮闘中の主力を休ませ、これまで出場機会の少なかった柴崎ら控え選手にアピールの場を与えることになりそうだという。
試合前日会見で、ボルダラス監督は「我々にとって強く関心を持っているし、とても魅力的な大会だ。カップに重要性を持つつもりだ。我々全員のための機会なのだ」と言い、メンバーの入れ替えをこう示唆した。
「(ローテーションについては)複数人の選手の変更を考えうる。良い練習をしている選手がいるから、重要なチャンスだ」
ロシア・ワールドカップ(W杯)の活躍で市場価値を高めた柴崎だったが、ボルダラス監督率いるヘタフェでは序列がなかなか上がらないのも現実だ。この貴重な実戦機会で明確な結果を残せるのか。スペインで3年目を迎えたゲームメーカーの真価が試されることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)