モウリーニョ監督、ユベントス会長の“野望”を証言 「セリエA10連覇がほしいと…」
「8連覇できるだろうね」との言葉に、アニェッリ会長は「それでは足りない」と回答
イタリア王者ユベントスは現地時間27日、セリエA第10節の敵地エンポリ戦でポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが2ゴールを挙げ、2-1の逆転勝利を飾った。リーグ開幕10試合で9勝1分とロケットスタートを切ったが、アンドレア・アニェッリ会長はクラブが10連覇を達成するまでは心から喜ぶわけにはいかないようだ。英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」が伝えている。
昨季、前人未到のセリエA7連覇を果たしたユベントス。今季はナポリとASローマが最大のチャレンジャーとされているが、ロナウドを新たに加えたイタリア王者は、10試合を終えてすでに2位に勝ち点6差をつけて首位に立っている。
現地時間23日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦(1-0)したが、“赤い悪魔”を率いるジョゼ・モウリーニョ監督は試合前にアニェッリ会長と話をしたと、イタリア紙「トゥットスポルト」のインタビューで明かした。
「試合前、アンドレア・アニェッリ会長に8連覇を達成できるだろうねと言ったんだ。そしたら彼は、『それでは足りない』『10連覇がほしいんだ』と答えたんだよ」
モウリーニョ監督は、「彼らはすでに強いのに、クリスティアーノ・ロナウド、(レオナルド・)ボヌッチ、エムレ・ジャン、(ジョアン・)カンセロとビッグな選手をさらに4人も獲得した」と述べ、ユベントスのさらなる飛躍に太鼓判を押した。
「彼らは三冠を狙うだろうし、もし今季がダメでも、きっと来年やその後にトライするだろうね」
ユナイテッドはリーグ8位に甘んじ、モウリーニョ監督には解任論も浮上している。そんなポルトガル人指揮官にとって、ユベントスの現状は羨ましく映っているのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)