「BVBのスターを軌道に戻した」 独代表MFゲッツェ、現地誌が指摘する好調の要因は?
出番のない苦境から這い上がるも、ファブレ監督の“特別指導”はなし
ドルトムントで不遇にあったドイツ代表MFマリオ・ゲッツェが、再び軌道に乗りかけている。ブンデスリーガで思うように出場機会を手にできていなかった“天才”は、スペイン代表FWパコ・アルカセルの怪我もあってチャンス到来。ルシアン・ファブレ監督の期待に応える働きを見せている。
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ゲッツェは今季開幕からリーグ戦で出番を手にできず、一時はメンバー外になるという不遇の時を味わった。しかし、今季ブンデスリーガ初出場を果たした第7節のアウクスブルク戦(4-3)では、一度3-2と勝ち越すゴールをマークした。
また、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)第3節アトレチコ・マドリード戦(4-0)では、“偽9番”のポジションでフル出場。後半38分にモロッコ代表DFアクラフ・ハキミに一級品のパスを出して、イングランド代表MFジェイドン・サンチョによるチーム3点目の起点となった。現地時間27日のブンデスリーガ第9節、ヘルタ・ベルリン戦(2-2)ではついに今季リーグ戦初先発。前半27分にサンチョの先制ゴールをアシストしている。
そんなゲッツェについて、ドイツ誌「シュポルト・ビルト」は「ファブレがBVBのスターを軌道に戻した」「ゲッツェがこれほど良くなった理由とは」と見出しを打った。しかし、驚くことにその答えは「特に何もない」のだそうだ。
同誌が「ビルト」紙の情報として明かしたところによると、ファブレ監督とゲッツェの間で長い話し合いが行われたことはないという。また、指揮官が練習中にゲッツェの動きを修正することはあっても、それは他の選手と同じ程度であって、何か特別な指導をしたということは一切ないと伝えている。