セリエA開幕戦で、ウディネーゼを相手に0-1で敗戦したユベントス。クラブ史上初となるホームでの開幕戦で黒星スタートになったイタリア王者だが、移籍市場終盤で新たな補強に成功した。ジュゼッペ・マロッタGMがチェルシーからコロンビア代表MFファン・クアドラード獲得に成功したと明言している。イタリアの移籍情報サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。
「彼は1シーズンのレンタルという形でユーベに来る。24日の午前中には交渉がまとまるだろう。アッレグリ監督と獲得についての情報は共有している」
　チェルシーで出番を失っていた快足ドリブラーは、ユベントス伝統の白と黒のユニフォームに袖を通すことになる。レンタル料150万ユーロ（約2億円）に加え、来夏に2500万ユーロ（約34億円）での買い取りオプション付きになるとレポートされている。
　マロッタGMはプレミアの舞台で本領を発揮できていないクアドラードに対する期待をこう語っている。
「クアドラードにとっては、良いチャンスになる。月曜日に公式発表できることを待とう。アッレグリ監督が満足しているかだって？ 移籍市場での動きは全て共有しているんだ。我々はアッレグリ監督にできるだけ良い選手を供給できるようにしようとしているんだ」
　クアドラードはユベントスが探し求めていたトップ下とは違うタイプだが、アッレグリ監督が好む4-3-1-2システムだけでなく、3-5-2や4-3-3も選択肢として持っているだけに、サイドの攻撃力アップに一役買う可能性は高いだろう。開幕戦でも両サイドから再三に渡ってクロスを上げながらゴールを奪えなかっただけに、新戦力として期待はできるはずだ。