ペップが“友人”ロペテギのレアル監督解任に言及 「勝てなければ我々は解雇される」
解任には「残念」も、「誰も逃れることはできない」とビッグクラブの宿命と指摘
29日にレアル・マドリード監督を解任されたフレン・ロペテギ氏について、マンチェスター・シティを指揮するジョゼップ・グアルディオラ監督は、“クラブから追い出された”と感じながらも、「勝つことができなければ我々は解雇される」と語った。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。
レアルは前日の28日に、リーガ・エスパニョーラ第10節の“エル・クラシコ”で宿敵バルセロナに1-5と大敗。チーム全体で得点力不足に陥り9月下旬から低迷が続いたことに加えて、この大一番での敗戦が決め手となってロペテギ監督の解任が決まった形だ。
そんなロペテギ氏を「良い友人」と語るグアルディオラ監督は、月曜日に行われたプレミアリーグ第10節トットナム戦後の記者会見で、レアルの解任問題について言及。更迭されたことについては「残念だ」と語りつつも、監督業に関する自身の考えを明かした。
「私はサッカーがなんであるかを分かっているし、我々は勝つためにここにいる。もし勝つことができなければ、我々は解雇されるんだ。フレンに関しては残念だ。私は彼の友人だからね。彼は特別な人だ。今後数日以内に電話で話したいと思っているよ。
ただ、解任は解任だ。フットボールだから誰もそれから逃れることはできない。悪い結果が出た時、バルセロナやレアル・マドリードのような大きな場所で(監督を)続けることはできないだろう。私は全力で彼を祈っているよ」
バルセロナで栄光の時を過ごしながらも、ビッグクラブゆえに大きなプレッシャーを受けていたグアルディオラ監督。同じような状況のなかでクラブを離れることになったロペテギ監督への言葉を考えると、ビッグクラブを率いることがいかに難しいのかが分かるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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