ディ・マリアの劇的な“芸術カーブ弾”、全9アングル動画公開に反響 「美しい」「悪魔だ」
CLナポリ戦の後半ATに左足一閃、起死回生の同点ゴールを叩き込む
フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)は、リーグ・アンで無傷の開幕11連勝と今季も圧倒的な強さを誇示している。一方、悲願の欧州初制覇を狙うUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では、“死の組”に入ったことで苦戦を強いられているが、24日のナポリ戦では後半アディショナルタイムにアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが起死回生の同点ゴールを奪い、チームに貴重な勝ち点1をもたらした。この劇的な一撃をカメラ9台が捉えており、その映像をCL公式インスタグラムが公開すると、「美しいカーブ」「なんてテクニックだ」など称賛の声が挙がっている。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!‘;
リバプール(イングランド)、ナポリ(イタリア)、レッドスター(セルビア)と同居するPSGは、1勝1敗で迎えた本拠地でのCLグループC第3節ナポリ戦も厳しい戦いを強いられた。1-1で迎えた後半32分に、ナポリのFWドリース・メルテンスに勝ち越しゴールを許し、敗色濃厚のなかで時計の針が進んでいった。
そんなチームに歓喜をもたらしたのが、ディ・マリアだった。後半AT3分、左サイドからFWネイマールがドリブルを仕掛けてクロス。このボールはいったん跳ね返されるが、中央でMFユリアン・ドラクスラーが拾い、すぐにペナルティーエリア手前の右サイドにいたディ・マリアにつないだ。技巧派レフティーはワンタッチ目で左足の足もとにボールを置くと、少し左にずらした直後、目の前に立つ相手DF二人の横を巻くようなカーブショットを選択。見事なコントロールで左足から放たれた一撃がファーサイドに吸い込まれ、PSGが土壇場で2-2の同点に追いついた。
この劇的な一撃を、CL公式インスタグラムは「ディ・マリアのゴラッソをあらゆる角度から!」と綴り、9台のカメラが捉えたゴール動画を公開。アングルごとに、美しい弧を描く軌道が堪能できる映像を受けて、コメント欄には「天才」「完璧」「悪魔だ」「美しいカーブ」「今週のベストショット」「典型的なアリエン・ロッベンのようなゴール」「マスタークラス」「なんてテクニックだ」といったファンの称賛が並んだ。
これまでも“黄金の左足”で、華麗なゴールを何度も決めてファンを魅了してきたディ・マリア。30歳となった今、その技術は錆びつかないどころか、さらに輝きを増しているのかもしれない。