前半交代の本田に伊メディアがダメ出し 「全くゲームに入っていなかった」

伊メディア採点 DF退場で本田は不発のまま戦術的交代に

  ACミランの日本代表FW本田圭佑は今季開幕戦の敵地フィオレンティーナ戦でトップ下で先発出場を果たした。前半39分に味方DFが退場となると、見せ場のなかった本田は交代を命じられる悔しい展開となった。圧倒的に試合を支配されたミランは0-2負けを喫し、ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」は本田ら主力の大半に厳しい評価を下した。
 栄光の背番号「10」を3シーズン連続で託された本田はトップ下で先発したものの、前半39分にセンターバックのロドリゴ・エリーが二枚目の退場処分になったあおりを受けた形で、DFサパタと交代でベンチに下がった。しかし、それまでのプレーは攻撃で見せ場を作れなかった。そして、採点も振るわなかった。
「本田、5点。全くゲームに入っていなかった。FWの近くでプレーする場面がほとんどなかった。サパタを入れる際に、ミハイロビッチ監督は本田を交代要員として選択した」
 最終ラインからのビルドアップがあまりにも不安定で、下がり目にポジションを取って必死にボールを引き出そうとする姿勢を見せていた本田だが、攻撃に絡めなかったために、トップ下の選手としては厳しい評価になった。
  最低評価は退場処分になったエリーの4点。FWルイス・アドリアーノが4.5点という厳しい評価を受けた。FWカルロス・バッカも本田と並ぶ5点だった。
 一方、GKディエゴ・ロペスと途中出場のDFサパタとMFノチェリーノ、デ・シリオとアントネッリの両サイドバックの5人がチーム最高で及第点となる6点の評価だった。
 戦評では「最悪のリーグ開幕。ダメなミランを披露してしまった。フィオレンティーナは組織的で輝いていた」と、チーム全体を厳しく批評した。内容的にも結果の面でも厳しい船出になったミランと本田だが、次節ホーム開幕戦エンポリを相手に、酷評を見返すような輝きを放つことができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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