レアル解任のロペテギ父親がクラブ批判 C・ロナウド放出で「息子から50ゴール盗んだ」
クラシコ大敗でロペテギ監督を解任 父アントニオ氏はレアル側の落ち度を主張
レアル・マドリードは現地時間29日、今季からチームを率いていたフレン・ロペテギ監督の解任を発表した。当面の間はレアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)を率いるサンティアゴ・ソラーリ氏が暫定監督を務めることが併せて発表されている。
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レアルは、前日の28日に行われたリーガ・エスパニョーラ第10節の“エル・クラシコ”で、宿敵バルセロナに1-5で大敗。9月下旬から低迷が続くなか、この大一番での惨敗が解任の決定打となった格好だが、ロペテギ監督の父ホセ・アントニオ氏は解任される前、不振の原因はクラブがポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに代わる選手を補強できなかったことだと主張していた。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。
今季のリーガ開幕10戦で4勝2分4敗、勝ち点14で9位に沈むレアルは、ついにロペテギ政権の“終焉”を選択した。低迷する最大の要因として、これまで再三にわたって指摘されているのが、今夏の移籍市場でロナウドをユベントスに放出したことだ。
9シーズンで450得点を決め、16個の優勝トロフィーを獲得した絶対的エースを失った影響の大きさについては、ロペテギ前監督の父アントニオ氏もスペイン紙「エル・ムンド」のインタビューで認めており、「クリスティアーノ・ロナウドはいい選手だった。彼が自信過剰だったかって? 誰にだって欠点はあるだろう。だが蓋を開ければ、彼は1シーズンに50ゴールを決めていた選手だ」と述べ、昨季までのレアルの得点力はロナウドがあってこそだと主張。そして今季の得点力の低下(リーグ戦10試合で14得点)は、ロナウド退団後にクラブが後釜となるゴールスコアラーを補強できなかったのが要因だとの見解を示し、「彼らは息子から50ゴールを盗んだ」と批判していた。