ミラン本田開幕戦で前を向けず不発 … 味方退場で前半39分で途中交代

敵地で「オーレ!」大合唱の屈辱も

  そして、 36分にミランは大きな苦境に立たされる。FWカリニッチに再三裏を取られていたエリーが背後から倒し、この日2枚目のイエロカードで退場処分となった。、ミランは10人での戦いを余儀なくされた。さらに、このファウルで与えたフリーキックをMFマルコス・アロンソに決められて先制を許してしまった。 DFを欠いたミハイロビッチ監督は、本田を下げてサパタをDFラインに投入。本田のミラン3シーズン目の開幕戦は39分で終了。不完全燃焼の船出となった。前半は1-0でミランがリードを許した。
  数的不利のミランは後半もゲームを支配されると、同10分にはロマニョーリがMFイリチッチを倒してPKを与えた。これを自ら蹴ったイリチッチが決めて2-0とした。ミランの若手DFコンビには悪夢の初戦となった。
  その後はフィオレンティーナがボールを回すたびにスタジアムから「オーレ!オーレ!」の合唱が起こるほど、ミランには屈辱的なゲーム展開になった。一矢報いたいミランだが、攻撃は全くと言っていいほど形にならず、見せ場なくこのまま試合終了。ミハイロビッチ監督と本田、そして、今季3位以内を目指すチームにとって、厳しすぎる船出になった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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