残すは悪童とベルルスコーニ会長の決断のみ

　記事によれば、少なくともリバプールサイドはバロテッリを放出したがっているので、クラブ間交渉に障害はほぼないだろうと見通している。そうなると、最終的にはバロテッリ本人とシルビオ・ベルルスコーニ会長がどのような答えを出すかで、この移籍問題の決着を見ることになるだろう。
　ベルルスコーニ会長は昨年の問題児放出時に「腐ったリンゴ」と痛烈に批判していた。トップ下での先発出場を目指す日本代表FW本田圭佑にとっては一昨季、共にプレーした経験のあるFWが加入することはプラスに働く可能性もある。だが、プレシーズン中に、ほとんどプレーしていないため、コンディションは未知数だ。
　リバプールでリーグ戦1得点という想定外の不振に終わった問題児のミラン帰還はサポーターのブーイングの中、実現するのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images