元スコットランド代表監督、マンU守護神の移籍に持論 「次のクラブを選ぶ権利がある」
金額を懸念する段階はすでに過ぎた? ストラカン氏が指摘「今の彼に必要なのは…」
また、今季のユナイテッドは開幕から5勝2分3敗のリーグ8位と苦戦。ストラカン氏曰く、現在のチーム状況も守護神の決断において重要な要因になるとの見解を示している。
「私が思うに、ユナイテッドがヨーロッパのトップチームになれていないことが今の問題だ。彼らは確かにトップクラブのひとつではあるが、チームとしては、トップチームのひとつとは言えない。彼(デ・ヘア)はスペインの代表チームに戻れば、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)王者のレアル・マドリードやリーグ覇者のバルセロナの選手がいるんだ。でも、彼はリーグで勝利さえ挙げられていない」
同氏は、ユナイテッドで続く不振により、デ・ヘアはもはや金額を懸念する段階は過ぎているとし、「ゴールキーパーとしてあと10年はプレーできることを考えれば、多分、今の彼に必要なのは仕事に対する満足感だ。きっとCLやカップ戦決勝、リーグ制覇などのトップの試合でプレーしたいと思っているだろう」と持論を展開した。
「残る可能性もあるが、選手にはただ新しいことに挑戦し、新しい人に出会いたいと思う時もある。彼にとって最善の方法を考えようじゃないか。良い形で次に進めることを願う。彼は感謝の言葉を贈られるに値する選手だ。もし彼が決断したならば、行かせてあげようじゃないか」
ユナイテッド守護神として長年君臨し続けてきたデ・ヘア。果たして契約更新を選ぶのか、新天地での再スタートを選択するのか。その決断が注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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