「日本と違って…」 1アシストで世界の扉を開いた久保建英、“完全アウェー”に驚愕
久保も現地の雰囲気に衝撃 「みんなスピーカーでも持ってんのかってくらい」
「本当に最初はなんか、みんなスピーカーでも持ってんのかってくらいですね。なんか本当に、日本の応援とは違って、みんな声がでかいみたいな。どこがゴール裏か分からないくらい声がでかかった」
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そうした難しい状況、しかも途中から大雨が降り注ぐ状況を乗り切って勝利に結びつけたことは、この年代の選手にとって非常に大きい。久保も「完成形ではないと思いますけど、なっているからこそ今日のような試合ができたんだと思う」とチームのレベルアップを認める。
「ちょっとハイライトとかを見ても、(齊藤)未月くんなんかがすごく絡んでいたり、(谷)晃生のビッグセーブがあって、苦しい時間帯があって、取りきってくれると前も頑張ろうというふうになるので、そこは一心同体だと感じますね」
もちろん久保の戦いもU-19日本代表の戦いもここで終わるわけではない。「とりあえずまだこのチームが解散しないというのはいいことですけど、すぐ次に切り替えて、次の目標が優勝というところなので、まず一つ目の目標をクリアして、二つ目の目標に入れば」と久保は前を向く。
河治良幸
かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。