マンUポグバ、“長すぎる”助走26歩PKに海外注目 「ボルトの100m走より時間が長い」
エバートン戦で披露 英メディアは今季5本のうち4本が助走15歩以上と分析
マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバは、現地時間28日のエバートン戦で助走26歩という独特のPKを披露し、「ボルトの100m走よりも時間が長い」「シモーネ・ザザの奇妙なPK失敗を思い起こさせる」と話題になっている。
前半26分、左サイドからカットインしたフランス代表FWアンソニー・マルシアルが、マッチアップしたエバートンMFイドリッサ・ゲイェに倒されてユナイテッドがPKを獲得した。このチャンスでキッカーを務めるのはポグバ。ペナルティーエリアの外から小刻みなステップで時間をかけて蹴るお馴染みの助走スタイルから、ゴール正面を狙ってシュートした。GKジョーダン・ピックフォードのファインセーブに一度は防がれるも、こぼれ球を自ら押し込む形で前半27分に先制ゴールをマークした。
ポグバの細かなステップは合計26歩で、英公共放送「BBC」は「2016年欧州選手権(準決勝ドイツ対イタリア)のFWシモーネ・ザザのPKを思い起こさせた」と報じるなど、その独特なPKに注目。ポグバの長い助走は代名詞的なものになっており、エバートン戦を含む今季5本のキックのうち、4本で15歩以上(17、8、18、23、26歩)の助走をとっているという。
オーストラリアメディア「THE WORLD GAME」は、「ポグバのPK助走はボルトの100m走よりも長い」と比較動画を紹介している。
ポグバのPKとウサイン・ボルト氏が男子100m走の世界記録である9.58秒を記録した2009年世界選手権での映像を重ねると、僅かではあるがボルトのゴールの瞬間の方が早い。動画はSNS上でも拡散され、話題となっている。
PKは失敗に終わったが、結果的に先制ゴールにつながり、ユナイテッドも2-1と勝利を収めた。
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