悪夢のレアル、“クラシコ”5失点惨敗でロペテギ解任へ コンテ新体制発足と現地紙報道
敵地で宿敵バルサに1-5大敗、ロペテギ監督の采配実らず
レアル・マドリードは現地時間28日に行われたリーガ・エスパニョーラ第10節の“エル・クラシコ”で、宿敵バルセロナに1-5の惨敗を喫した。これまでも不振が続いていたチームだが、この大敗を受け贔屓紙の「マルカ」は29日中のフレン・ロペテギ監督解任、そして次期監督にはチェルシーの前指揮官であるアントニオ・コンテ氏を据える形になると報じている。
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試合は前半、バルサに後手を踏む展開となり0-2でゲームを折り返す。ロペテギ監督は後半開始時からブラジル代表MFカゼミーロを最終ラインに下げた3-5-2システムに変更、同5分にDFマルセロのゴールが決まって1点差に詰め寄るなど、采配が的中したかに見えた。しかしバルサの対応力を前に徐々に地力の差を見せつけられると、最終的には大量5失点を許す悪夢を味わった。
クラシコ前の公式戦5試合で1分4敗と勝ち点を失い続けたレアル。そのためロペテギ体制への風当たりは非常に強いものだったが、就任わずか数カ月で終焉の時を迎えたようだ。同紙は以下のように記している。
「フロレンティーノ・ペレス会長は数時間後、監督の状況を議論する予定で、ロペテギがコンテと交代する可能性が高まった。カンプ・ノウでの5ゴールは、ロペテギの運命を封じ込めたようで、コンテは早ければ月曜日にマドリードへ加入する可能性がある。もしくは水曜日のコパ・デル・レイでサンティアゴ・ソラーリが暫定監督を務める可能性がある」
試合観戦したペレス会長は、「選手や監督と話すことなく、試合直後にカンプ・ノウを後にした」と何も語っていないようだ。ただ「ロペテギの任務は継続不可能と見ており、すぐ行動を起こそうとしている」と、英断の時は近づいているようだ。
ロシア・ワールドカップ(W杯)直前、スペイン代表監督の座を追われてもレアルでの指揮を選択したロペテギ監督。その結末は、あまりにあっけないものとなりそうだ。