15年夏の移籍市場で補強額トップ10の衝撃 一位は283億円のあの強豪!

トップ5にスペイン勢の意外な2クラブがランクイン

 

 7位は潤沢なオイルマネーをバックに持つフランス王者パリ・サンジェルマンで9100万ユーロ(約123億円)。マンチェスター・ユナイテッドのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアに投資した6300万ユーロ(約85億円)がその大部分を占める。他ではフランクフルトからGKケビン・トラップを950万ユーロ(約13億円)で獲得したのが目立つ程度。質も量も補強する数年が続いていたが、チームの陣容が整ってきたために、今夏は一段落といったところだったのかもしれない。
 6位は赤い悪魔、マンチェスター・ユナイテッド。その金額は1億500万ユーロ(約141億円)。ここから衝撃の1億ユーロを超えていく。人気銘柄だったフランス代表MFモルガン・シュナイデルランを3500万ユーロ、オランダ代表FWメンフィス・デパイを2750万ユーロ(約37億円)、シュバインシュタイガーに2000万ユーロ、イタリア代表DFマッテオ・ダルミアンに1800万ユーロ(約24億円)を投資し、各ポジションにワールドクラスの実力者を補強した。しかし、補強費総額は270億円とも分析されており、残り1週間で更なる投資に打って出るだろうと予想されている。
 5位は意外なクラブの名前が出ている。スペイン強豪バレンシアで1億700万ユーロ(約145億円)。この投資額は他クラブと多少の違いがあり、昨季にレンタルでプレーしていたFWロドリゴの買い取りに3000万ユーロが必要だったとしている。同様に、FWネグレドに2000万ユーロ、MFアンドレ・ゴメスに1500万ユーロ(約20億円)で買い取りを行使している。純然たる新戦力の獲得といった形ではないが、結果的に今夏に使った金額は高額になった。
  4位は欧州チャンピオンズリーグ出場権を失ったリバプールで1億850万ユーロ(約146億円)。FWクリスティアン・ベンテケに4650万ユーロ(約63億円)、FWロベルト・フィルミーノに4100万ユーロ(約55億円)と、2人の高額移籍により、ランキングはジャンプアップした。それでも、ブレンダン・ロジャース監督はベンテケ獲得に掛かった63億円を「バーゲンセール」と表現している。フィルミーノと2人で100億円を超える金額になったが、それに見合った結果を残せるだろうか。

 

 

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング