アーセナルMF、交渉破談の真相告白 延長オファーは「テーブルから取り下げられた」
2019年6月で満了も交渉はまとまらず「誰かなぜなのか教えてほしい」
アーセナルのウェールズ代表MFアーロン・ラムジーは、クラブとの契約が2019年6月に満了する。契約延長の交渉がまとまらず、今季終了後の退団は決定的。ラムジー側が新契約を拒んでいると報じられてきたが、実際はクラブ側がサインを取り下げたという。英誌「フォー・フォー・トゥー」が報じている。
ラムジーは2008年にアーセナルへ加入。アーセン・ベンゲル前監督の下で主力として活躍し、ウナイ・エメリ監督が就任した今季もリーグ戦全9試合に出場しているが、契約延長の交渉はいまだまとまっていない。
英メディアでは、ラムジーがアーセナル退団を望み、新契約のオファーを固辞したと伝えられてきた。しかし、現地時間25日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節のスポルティング戦(1-0)の試合後に、クラブ側から新契約の話を取り下げられた事実を明かした。
「テーブルに契約が乗っていない。だから、考慮する余地がないんだよ。僕らが分かっているのは、テーブルから契約が取り下げられたということだけだ。数週間前に合意に達し、僕もサインをするのを待っていたのに、なぜなのかよく分かっていない。何が起きたのか分からないが、何かが起きたのは確かだろう。だから、僕はこの件を頭から離さなければならなくて、できる限りチームを助け、ハードワークしていくだけだよ」
ラムジーはアーセナルと新契約を結ぶ心持ちでいたが、クラブが突然サインを白紙に戻したという。
「願わくば、誰か僕に何故なのか教えてほしい。もし理由があるなら、僕は真摯に受け止める」
真相がつかめぬままクラブを去ることを望んでいない心境も告白。10年にわたって貢献してきたラムジーにとっては、アーセナルに“しこり”を残すのは避けたいと思うのは当然だろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)