“我慢の芸術” 開幕戦先発濃厚なミラン本田を地元メディア絶賛

手のひら返しの称賛の嵐

 ACミランの日本代表FW本田佳佑は、23日のセリエA開幕戦フィオレンティーナ戦を前に地元メディアから「我慢の芸術」と称され、その忍耐力が高く評価されている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が「再びサムライ、ここにあり」と特集している。
 本田は、プレシーズン中、一貫してトップ下で起用されてきた。特集では、そこで見せてきた献身的なプレーと、尋常ならざる自己犠牲の精神を高く評価した。
「犠牲的精神、我慢の芸術。彼、本田圭佑は日本に生まれたからには、血液にそういった長所となる価値観が流れている。特にミランでの、この初めの1年半はかなりの貢献をした。本田について語る時には、常に公の目から見た意見は、生半可なものはない。拍手喝采か、もしくは、トマトをぶつけられるか。ケイスケは常に我慢することを知っていた。複雑な時にも。たとえば、この長い夏。常に多くの犠牲を払っていた。そういった行動によって、常にすべての監督が彼の味方になってくれていた。懸命にやることで、納得させていた。プロ意識の高さと、彼のプレーで」
 本田は、常にミラノの練習場と試合で、全力を尽くすプロ意識の高さと、自己犠牲の精神で監督から評価されてきた。昨季開幕7試合で6得点2アシストと輝きを放った。その際、多くのメディアやサポーターから絶賛された。だが、その後は、沈黙を続けた。その低調なプレー内容と、下降線をたどったチーム状況から「トマトをぶつけられるような厳しい状況に陥った」と表現された。本田には、我慢という美徳が体に染み付いているという。

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