ミランの日本代表FW本田圭佑は、セリエA開幕戦のフィオレンティーナ戦に本職のトップ下でスタメン出場すると、伊地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」に予想されている。
　
　17日のコッパ・イタリア3回戦のペルージャ戦で1ゴール1アシストを記録。これまで放出要員の一人として名前を挙げられることも少なくなかったが、開幕が近づくとともに調子を上げてきた。このまま逆転で定位置奪取となりそうだ。
　
　「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙の予想では、シニシャ・ミハイロビッチ監督率いるミランはプレシーズンから引き続き、4-3-1-2システムを採 用すると見ている。
　
　GKは昨季から引き続き、ディエゴ・ロペスが起用されると予想。DFラインは右からデ・シリオ、21歳の若いロドリゴ・エリー。そしてクラブのレジェンドでもある、アレッサンドロ・ネスタ氏の13番を受け継いだロマニョーリ、アントネッリという4人。
　
　3枚の中盤は右から新加入のベルトラッチ、デ・ヨング、ボナベントゥーラという並びで、その前のトップ下のポジションに背番号「10」の本田が入る。2トップは共に新戦力のルイス・アドリアーノとバッカが起用される見込みだ。
　ベンチにはベテランのアッビアーティをはじめ、16歳のGKドンナルンマ、DFアバーテ、カラブリア、MFポーリ、マウリ、主将モントリーボ、FWマトリ、そして本田のライバルと目されていたチ ェルチやスソが入ると予想されている。
　昨季は開幕から7試合で6得点と序盤戦で大爆発した本田。今季の開幕戦は難敵フィオレンティーナが相手だが、昨季も強豪ラツィオとの開幕戦で見事にネットを揺らした。名門復活を懸け、大型補強を敢行したミラン。赤黒の10番は定位置確保に向け、大事な開幕戦で結果を残すことはできるだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images