「日本の怪物」 17歳FW久保建英、二人抜きドリブルから“股下アシスト”で海外称賛
イラク戦で華麗なドリブルから先制ゴールを演出、巧みなスルーで2点目にも関与
U-19日本代表は25日、U-19アジア選手権グループリーグ第3戦のイラク戦で5-0と快勝した。先制ゴールを演出したのは、初戦の北朝鮮戦(5-2)で超絶FK弾を叩き込んだ17歳のFW久保建英(横浜F・マリノス)だ。二人を抜き去る華麗なドリブルから、最後は相手の股下を通すトリックパスを披露し、準々決勝で激突する地元インドネシアのメディアが「日本の怪物」と称賛している。
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前半10分、相手ゴール前に攻め込んだ日本は、久保が相手のペナルティーエリア右でボールを持つとドリブルを開始。切れ味鋭く縦に切れ込んで相手二人を置き去りにすると、カバーに入った相手と対峙した際、久保は左足アウトサイトで股下に巧みなパスを通し、MF滝裕太(清水エスパルス)の先制ゴールをアシストした。
また前半27分には、左サイドからのパスに久保が反応。左足でシュートを打つかのように見せながら、意表を突くスルーでボールを後方に流し、FW田川亨介(サガン鳥栖)のゴールを演出している。
日本は最終的に5-0と完勝し、28日にU-20W杯出場権を懸けて地元インドネシア(グループA 2位)と対戦するなか、地元メディア「tribunnews」が久保への警戒を強めている。
「インドネシアU-19代表は、日本の怪物タケフサ・クボと28日に対峙する」
記事では大会で強烈な存在感を放つ久保を紹介し、自国代表チームとの対戦に向けて要注意人物に挙げた。「クボは過少評価されるような選手ではない。素晴らしい才能を持ち、バルセロナで学んだ」と言及。名門バルセロナの下部組織で経験を積んだ久保の対策が一つのポイントと見ている。
久保は北朝鮮戦でも鮮烈なFKを叩き込み、各国メディアから注目を集めたが、28日のインドネシア戦でどのようなプレーを見せるのか。勝者がU-20W杯出場権を手にするなか、“日本の怪物”に期待が懸かる。