「まだ何も成し遂げていない」 U-19日本代表の影山監督、3連勝も準々決勝へ慢心なし
グループリーグ3戦で前線全員が得点も、U-20W杯の切符を懸けたインドネシア戦へ決意
U-19日本代表は、インドネシアで開催されているアジア選手権でグループリーグを3連勝。準々決勝進出を決め、来年のU-20ワールドカップ(W杯)ポーランド大会への出場に王手を掛けた。
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第2戦となったタイ戦を終えた時点で2連勝の勝ち点6と、並んだ場合には直接対決の結果が優先されるレギュレーションにより1位通過が決まった。さらに、準々決勝での対戦相手も前日時点で開催国インドネシアに決定し、数字上は完全な“消化試合”になったのが25日の第3戦イラク戦だった。
それでも影山雅永監督は第2戦からスタメン10人を入れ替え、初戦で2トップの一角で出場したFW久保建英を右サイドハーフに起用するなどチームに刺激を与えて送り出した。その効果もあってか5-0の勝利を収め、影山監督は「しっかりと集中したゲームを立ち上がりからやってくれた」と、選手たちを称えた。
日本は初戦の北朝鮮戦が5-2、タイ戦が3-1と得点を重ねた一方で不用意な失点もあった。しかし、このイラク戦は大会初の無失点で抑え、トータルすれば3試合で13得点3失点という強烈な数字を残している。さらに、このイラク戦でFW田川亨介とFW原大智にゴールが生まれたことで、前線の選手たち全てが得点者になった。
それでも、28日の準々決勝は勝利すればU-20W杯への出場が決まる一方で、敗れれば大会から姿を消して出場権も得られないという天国と地獄を分ける一発勝負。影山監督は「まだ我々は何も成し遂げていない。準々決勝をしっかりと勝って出場を決めたい」と気を引き締めていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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