U-19日本代表、17歳久保が2点に絡む活躍 前線が機能してイラク相手に3-0で後半へ
久保のドリブル突破からMF滝裕太がバックヒールで決めて先制に成功
来年のU-20ワールドカップ(W杯)ポーランド大会へのアジア予選を兼ねたU-19アジア選手権で、日本は25日にグループリーグ第3戦でイラクと対戦。前線のコンビネーションが機能した攻撃で3点を挙げ、3-0でハーフタイムを迎えた。
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すでに1位突破を決めている日本は、第2戦のタイ戦から10人の先発を入れ替えて4人が大会初出場となった。初戦でスタメンのFW久保建英が右サイドハーフで出場するなど、ポジションも入れ替えながら選手の組み合わせを試すようなメンバー構成になった。
最初の決定機はイラクだった。前半3分、日本は左サイドでFKを得るも中央へのボールが合わず、DF瀬古歩夢がセカンドボールを拾ってバックパス。しかし、これをカットされて一気に抜け出されてしまった。さらにラストパスも通されて絶体絶命の場面だったが、GK大迫敬介が素早く距離を詰めて体にシュートを当てて事なきを得た。
そうしたなか、日本は前半10分に先制に成功した。右サイドでFW原大智がキープすると久保がフォロー。中に切り込んだ久保は左足アウトサイドでゴール前にボールを流し込み、MF滝裕太が相手DFとGKと競り合いながらバックヒールでゴール。先に1点を奪い、リードする展開に持ち込んだ。
さらに前半27分、左サイドを一気にオーバーラップしたDF荻原拓也がマイナス方向へのクロスを入れると、久保がスルーした後ろに走り込んだFW田川亨介が右足で豪快に蹴り込んで2点目。続く同34分には、右サイドからのクサビを田川がスルー。背後に入った原が右足で蹴り込んで3点目と、一気にリードを広げた。
日本はこのまま3点リードを維持して前半を終了。すでに1位通過での準々決勝進出と対戦相手も開催国インドネシアに決まっているだけに、後半は戦力や組み合わせのテストと同時に、負傷者やレッドカードといった不測の事態には気をつけたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)