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ペドロ獲得失敗のファン・ハール監督「興味があるとは言っていない」
チェルシーとの争奪戦に敗れたという報道に苦言
この夏、マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティが獲得を狙っていたスペイン代表FWペドロ・ロドリゲスは、最終的にプレミアリーグ王者チェルシーへの移籍が決まった。一時、ユナイテッド移籍で合意したともレポートされていたが、急遽チェルシーへの移籍が決まったことから、ユナイテッドが争奪戦で敗れたという報じられ方をされていた。しかし、ルイス・ファン・ハール監督は一連のニュースについて、「メディアは好きなように書ける」と報道に苦言を呈した。英地元紙「マンチェスター・イブニングニュース」などが報じている。
ファン・ハール監督はペドロの獲得については、それほど熱心な動きを見せていなかったと主張している。
「我々は常にきちんとした過程を経た上で決断している。我々が本当にペドロを獲得したいと思っていたのなら、そこには何の問題もなかった。彼の契約には(移籍に関する)条項が盛り込まれていた。実際には、非常に簡単な移籍になっていたはずだ」
そして、オランダ人指揮官は、かねてからユナイテッドがペドロ獲得に興味を持っていたと報じられてきたことに関し、自身の発言の真意が伝わっていなかったと語る。
「(記者たちは)自分の書きたいように記事を書くことができる。しかし、我々は自分の言いたいことを言えるわけではない。置かれた状況が全く異なる。私にはクラブや選手を守る責任があるから必要以上に喋るわけにはいかないんだ。前に『ペドロはチームにフィットするか』と聞かれた時、私は嘘をつけない人間だから、イエスと答えたよ。だが、興味があるとは言っていない」
ペドロのチェルシー移籍が決まったことで、ユナイテッドはサウサンプトンのセネガル代表FWサディオ・マネに関心を示しているとも伝えられた。ただし、ファン・ハール監督はマネに関する質問にも「答えることはできない」としている。
夏の移籍マーケットも残り10日あまりとなった。依然としてギャレス・ベイルやトーマス・ミュラーといった大物への関心が取りざたされる中、ユナイテッドに新たな大物の加入は実現するのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images